ハワイのミサイル警報の誤報

ハワイの土曜日の朝、弾道ミサイルの脅威が迫ったとして避難を呼びかける警報が住民の携帯端末に誤って配信された。警報メッセージは「ハワイに向けた弾道ミサイルの脅威。すぐに身を隠して。これは訓練ではない」という内容。「これは訓練ではない」とのメッセージにハワイ住民は震え上がったに違いない。高速道路では路上に車を置いて逃げるなどパニックになったという。PGAソニー・オープンに出場していた片岡選手らも、さぞ怖い思いをしたのだろう。北朝鮮が発射するミサイルは20分以内にハワイに到達するというのに、住民に訂正メッセージが通知されたのは約38分後というから州の対応は戴けない。トランプはゴルフ中で、すぐにはプレーを止めなかったそうだ。ブッシュが9.11の時、事件の速報が入っても子供たちとの討論を止めずに、何も対応しなかったことを思い出す。大統領とは当てになら無いものだと熟々思う。新年の辞で「核のボタンが机上にある」と挑発した金正恩に対し、トランプは「私の方が大きなボタンを持っている」と反論した。トランプが大きなボタンの傍にいないで、ゴルフに惚けていたことは、人類にとって幸いだったとも言えそうだ。