東経140度とは

タウン誌の記事で、我が家が東経140度線上にあることを偶々知った。明石の135度線は有名だが、我が家が140度線上にあるとは、何故か嬉しくなった。そもそも東経の定義とは何だろう。小中学生の頃に学んだはずだが覚えていない。日付変更線と関係があるのかと思ったがそうではない。調べてみると、イギリスのグリニッジ天文台を通る子午線をゼロ度として東西に180度を割り振っている。東経140度線上には、ロシア、北海道、青森、秋田、山形、福島、栃木、茨城、千葉、八丈島、青ヶ島、鳥島、ニューギニア、豪州南オーストラリア州がある。何か世界が広がったような気持ちになる。東経140度線の延長線上は西経140度ではない。西経40度なのだ。これも改めて認識した。日本の標準時は明石の135度線で太陽が真南に来た時が正午と決まっていることは知っていた。では、140度線上で太陽が真南に来た時は何時なのだろうかと考えてみた。24時間は24×60=1440分。1440分÷360度=4。太陽が1度動くためにかかる時間は4分だから、東経140度では5度違うから、4分×5度=20分となり、標準時より20分早く真南を迎えるので、11時40分となる。タウン誌の小さな記事が、頭の中の楽しい小旅行に導いてくれたようだ。