ホーキング博士と第二の地球

あの有名な理論物理学者ホーキング博士が地球について警告を発している。人口過多によるエネルギー消費の増大で、今後600年以内に地球は燃え盛る火の玉と化すと言う。だから人類は地球を脱出する必要がある。博士は、アルファ・ケンタウリ星系へ超小型宇宙探査機を送り込む計画があると言う。その星は、太陽から最も近い恒星系で、地球から4光年ほどの距離にある。光速の20%の速さで飛行する超小型宇宙探査機を使うと、その星には20年で到達するという。NASAの元研究センター長は、全てが上手くいけば今世紀半ばには、生命を維持出来る可能性のあるその星の惑星を見つけることが実現するかもしれないと言っている。夢のような話だが、強ち夢物語でもなさそうだ。だが問題は生命が存在出来る惑星が見つかるかだ。ところが、ナショナル ジオグラフィック ニュースによると、地球から11光年の距離に生命が存在出来そうな惑星を発見したとのこと。恒星ロス128の周りを回っている惑星ロス128bだ。そこには大気と水と光が存在する可能性があるという。まさに第二の地球かもしれない。ただホーキングの探査機でも55年もかかってしまう。でも光速と同じ速度になれば11年に短縮される。だが待てよ、光速と同じになれば粒子は波になってしまうかも。博士は今後どう展開しようとしているのだろうか。宇宙は夢と現実の間を行き来させる魔物のようだ。