公明の行方

公明離れが加速している。公明と言えば創価学会、創価学会と言えば公明党、それが常識だった。だが、最近は変わりつつあるようだ。嘗ては創価学会イコール公明党だったが、今は創価学会が公明に異を唱えているいるようだ。自分には詳しい内情は分からない。創価学会会員ではないから公明を批判する立場にもない。でも、誰しもが、公明を少し批判したいと思うのが現状のようだと思う。公明の存在価値は何だったのだろかと考えてみる必要がある。タイトロープを渡るように保守と革新の峰を歩きつつ、過激な保守のブレーキとなる存在だった。存在価値はあったと思う。でも、今その存在価値はあるのだろうか。ない。これが現実だと思う。山口代表は、余りにも自民に近づき過ぎた。言い方を変えれば、余りにも甘い蜜を吸い過ぎた。その期間が長過ぎたので舌が麻痺してしまったのかもしれない。この衆院選で議席を5席も減らし、初めて700万票を割った。選挙が終われば公約「5歳以下の幼児教育を全て無償化」も反古にされた。自民に舐められられても反撃しない。自民の憲法改正案にも態度を保留している。出自も信念も忘れてしまったようだ。創価学会には鉄拳を下し破壊する道しか残されていないように見える。公明あわや、いや哀れ。