トランプの初めの一歩

トランプ大統領が初めて来日した。着いたのは横田基地。沖縄は米国のやりたい放題と言われているが、都内の横田基地も同じ。横田は米国内と同じ扱いだ。米国機は離着陸も自由だし、パスポートも不要。日米合同委員会のなせる術だ。この歪みは「知ってはいけない:矢部宏治:講談社現代新書」に書いてある。一度は読むべき本だと思う。トランプは横田基地から専用ヘリで霞ヶ関ゴルフ場へ。昼食は米国産牛肉のハンバーグ。とは言ってもマクドナルドなどではない。今絶賛されているマンチズバーガーシャックだ。米国産牛肉を最大限に引き立てるので最高のオモテナシであることは間違いない。そしてゴルフとディナー。トランプはご満悦だ。そりゃ当たり前だ。政治とは無関係に接待漬けなのだから。でもトランプはビジネスマンだ。明日は人が変わって厳しい要求を突きつけるかもしれない。変わったのは、マスコミと国民だ。あれ程酷い大統領だと貶していなのに、今日は好意的だ。写真を撮ろうと人は集まるし、反対のデモも起きない。ヤクザが堅気には親切で、堅気はヤクザを悪い人には感じないことと似ている。でも、トランプにも良い点はある。まず他国を訪れ人と会うこと。会えば国柄や人柄が分かるし親しみも湧く。まずは出来る限り他国を訪問し、自分の目で見ることが大切だ。トランプは、やっと一歩を歩み始めたのかもしれない。