もういい加減にして

もういい加減にして欲しいと思うのが加計問題だ。衆院選明けの23日に認可かと噂されていたが、昨日の朝刊に認可との記事が載った。文科省大学設置・学校法人審議会が2日の非公式会合で開設を了承したのだが、本来は非公開の会議だ。であるのに何故か3日の朝刊にその結果が報道された。間違いなく官邸のリークだ。官邸は既成事実を作り押し切ろうとしているに違いない。これで、また野党の追及の炎が燃え上がることになる。「もういい加減にしてして欲しい」と思うのは、こんな些細な問題で国会討議の時間を潰してほしくないからだ。加計問題の犯人は、首相自身か取り巻きであることは間違いない。現在の日本は獣医学部を早急に必要とする状況にはない。特区で試行して、良ければ全国に広げる類いのものでもない。打ち破るべき岩盤規制の象徴でもない。ただ単に首相のポン友加計の願望に過ぎない。それを安倍が配慮したに過ぎない。もし安倍が直接命令したのなら政治の私物化で、首相の資格は無い。即去るべきだ。たとえ命令が無くても取り巻きが忖度したのであれば、安倍が忖度させてしまった配慮の無さを不徳の致すところと国民に謝るべきだ。それで全て解決する。李下に冠を正さずとか、瓜田に履を納れずという諺を知らないのだろうか。「謙虚」という言葉だけでは解決するはずがない。