ハリケーンとパリ協定離脱

8月末のハービーは死者25人・行方不明17人の被害を出しているし、イルマも壊滅的な被害を与えている。ここ十年来米国は、ハリケーンだけではなく、干ばつや山火事などの天災にも苛まれている。諸悪の根源は温暖化にあると思うが、米国は温暖化政策が嫌いだ。オバマの時代も条約に調印するのに難儀をした。だがトランプはそれをひっくり返しパリ協定から離脱するという。日本でも台風18号が、九州から北海道まで駆け抜けて甚大な被害を与えた。日本列島4島を全て駆け抜ける台風も珍しいが、台風が来ないと言われていた北海道に被害が集中するのは極めて稀だ。今後温暖化が進めば、北海道が台風の進み道になるのかもしれない。地球は温暖化と寒冷化を繰り返している。だから、たとえ温暖化の兆候が現れても自分は驚きもしない。世界の環境会議は、温暖化は温暖化ガスによるものと結論付けているが、本当にそうなのだろうか。自分は信じていない。地球の温度が人間如きに左右されるはずがない。資源を大切に使うとか環境の保全を図るのは大賛成だが、温暖化に結びつけるのは無理があると思う。しかし世論は温暖化防止対策が主流だ。それを信じる米国民はトランプのパリ協定離脱に猛反対すべきだと思う。温暖化が温暖化ガスによるものであれば、天災ではなく人災だ。米国ではパリ協定離脱に反対する声は聞こえてこない。と言うことは、温暖化ガスとハリケーン・干ばつは無関係と思っている人が殆どだということになる。