痩せすぎと太りすぎ

新聞記事の配置と対比が面白い。記事「仏:痩せすぎモデル起用せず」の真下に「ロシア:太ったCA降格は無効」の記事。高級ブランドのルイヴィトンやグッチが痩せすぎているモデルを起用しないとする自主基準を導入すると発表した。細身のモデルを重視する姿勢が拒食症などの遠因になっているとの批判に対応するため。実際仏では痩せすぎモデルの起用を禁止する法律が施行されたとのこと。モデルに健康状態が良好であることを示す証明書の提示を求めるというから、本気の程度が分かる。男からみると、痩せすぎの女性には魅力を感じないのが一般的だ。痩せすぎに走る女心は理解不能だ。一方、ロシア航空最大手アエロフロートは太ったCAを降格させる内規を作った。規定サイズ内の制服を着られなくなったら配置転換するというもの。実際に二人が降格され国際線から国内線に左遷され給与も下がった。二人は差別だと裁判に訴え、一審は敗訴したが、二審で逆転勝訴した。目出度し、目出度し。でも何故アエロフロートは太ったCAを乗務から外そうとしたのだろう。まさか通路が歩けないという訳でもあるまい。考えられるのは、サイズではなく体重。少しでも機体重量を軽くして燃料の消費を抑えたいためなのだろうか。それ程ロシアは経済制裁で疲弊しているということなのだろうか。憶測は果てしなく展開する。いずれにしても体型は程々が肝要だ。