道路交通法の見直しを

我が家からテニスコートに行くには、途中で国道を通ることになる。だが、国道とは名ばかりで片側1車線の細い道で大型トラックが道幅一杯にかすめて行く。そして歩道といえば、2m幅の歩道があるのはほんの一部で、殆どがドブに蓋を被せた人が一人やっと通れる程度のものしか無い。しかも、右折レーンが無いので年がら年中渋滞している。最近その道を自転車が通るようになった。2年前に道路交通法が改正されたからだ。子供や高齢者を除き自転車は歩道を走れなくなった。広い歩道はガラガラなのに自転車が狭い車道を走る。その状況を見ると法律が間違っている、法律を作った奴は頭が狂っていると思う。国道でさえ整備もされていないのに、自転車を車道に追いやるのは、歩行者安全に対する過剰反応そのものだ。今度は自転車を危険に曝している。現状の道路未整備状況を考えれば、まずは自転車の運転マナーの向上に力を注ぐべきだったと思う。更に、最近もっと酷い事実を知った。道路交通法第54条第2項には、危険を防止するため止むを得ない状況を除き、ベルを鳴らすと違反で、罰則は2万円以下の罰金、とある。歩道を歩いていて、後ろからの自転車に気付かずヒヤッとすることは誰でも経験していると思う。自分はいつも必ずベルを鳴らしてほしいと思う。寧ろ積極的に常時ベルが鳴るような装置を付けるべきだとも思っている。ベルの鳴らし方にも問題がある。後ろに自転車がいますよ程度ならば良いが、ソコノケソコノケの鳴らし方では角が立つ。これも運転マナーの問題だ。少なくとも2年前の道路交通法改正により、実態は改悪され不安全になった。2年間の実績を考察し更なる改正を願いたいものだ。