学園問題の確信犯

既定路線かもしれないが、間の抜けた話だと思う。自民党が総裁任期3期9年にすることを正式に決定した。勿論、安倍一強を受けてのことだ。確かに、数週間前までは安倍が強かった。だが、明日も強いのだろうか。蟻の一穴で強固な堤防も崩れるものだ。正に、そんな例がピッタリの事件が森友問題だと思う。少し前にはどう考えても、安倍首相が森友問題などで影響を受けるとは考えられなかった。ところが、話は進展する。安倍は右翼と言われていたが、実は極右との本性が暴露されつつある。今更森友学園との交流を否定しても遅すぎる。第2の森友学園も出現した。愛媛県の加計学園だ。学園の加計学園の理事長は、安倍首相の親友。その加計学園に今治市が36億円相当の土地を無償譲渡するとのこと。しかも建設費を含めれば約250億円も市が負担するという。え!と驚くが理由は単純だ。今治市が国家戦略特区に3次指定されたことで可能になったから。昭恵夫人は、加計グル―プの学校法人の名誉園長に就任していた。どうも、首相夫人を名誉校長にすると、漏れなく土地がタダ同然で手に入り、補助金までもらえる特別なシステムがあるようだ。と勘ぐってもおかしくない。もっとも学園事業でボロ儲けをしているのは夫妻ではないかもしれない。だが、その行為により、確実に確信的な支持者が増える。それを見抜けないし、見抜かない自民は極めて間抜けで賢い。間違いなく安倍夫婦は学園問題の確信犯と言える。総裁任期3期9年の成立は日本を更に貶める事になりそうだ。