亀戸の梅とグルメ

今が見頃とのことで亀戸天神の梅を見に行った。歌川広重の浮世絵「亀戸梅屋舗」が有名だが、その亀戸梅屋敷は今は無く、亀戸天神とは違う所にあったようだ。亀戸天神の梅の種類は多かったが、期待したほどの咲きっぷりではなかった。目的は2つあった。亀戸天神の梅見と昼食だ。亀戸天神の入り口の近くには「菜苑」、亀戸駅の近くには「亀戸餃子」そして天神通りには「升本」がある。「菜苑」は孤独のグルメで見たことがある。ネギがタップリとかかったレバー丼を一度は食べてみたい。「亀戸餃子」の料理メニューは餃子しか無い。店に入れば注文しなくても餃子が出てくることで有名だ。その店の雰囲気を一度は味わってみたい。「升本」は亀戸大根で有名だ。亀戸大根は青首大根に駆逐され今では店頭から姿を消してしまった。自分は子供の頃、亀戸大根が大好きだった。亀戸大根と聞くと母を思い出す。これも是非食べてみたいものの一つだ。自分一人であれば「菜苑」を選んだと思うが、カミサンも一緒だったので「升本」で昼食を摂ることにした。店は盛況だ。ひっきりなしに客がやって来る。偶々開店と同時に入ったのが正解だった。5分も遅れれば45分も待たされるところだった。亀戸大根あさりせいろは美味しかった。次回来ることがあれば、亀戸大根あさり鍋を食べてみたい。帰りがけに、亀戸天神の入り口にある船橋屋に寄り、名物のくず餅を買った。小麦粉を水で練り450日も寝かせて発酵させたものを蒸し上げたもの。しかし、消費期限はわずか2日間とのこと。気の遠くなるような長い製造時間と、余りにも短すぎる消費期限に驚いた。外を歩くと驚きのオンパレードだ。