大臣の資質

閣僚の劣化が著しい。より正確に言うと、大臣としての資質を持ち合わせていない輩が多すぎる。その筆頭は稲田防衛相だ。辻元清美から全国戦没者追悼式の不参加は言行不一致だと攻められ涙を流した。蓮舫の口攻撃に遭い涙目だ。オスプレイ事故後の飛行再開も真面に答えることが出来なかった。更に、防衛のことも分からないのに、大臣に進言する大臣政策参与を全員更迭してしまった。迷走は益々酷くなるに違いない。金田法相は、共謀罪の審議で意見が二転三転し、国会を混迷させている。法務省の職員は、この大臣がいると省内審議会がうまく進まないので、安倍首相が参加してくれたらなどと言っている。完全にお荷物状態だ。口利き事件で辞任した甘利経済財政相の後釜に石原伸晃が収まったが、何も仕事はしていない。と言うよりは、仕事が出来ないのでじっとしていると見るのが妥当だろう。山本農水相は、失言の、という枕詞がつくほど失言が多い。鶴保沖縄担当相などは、お騒がせ過ぎて話にならない。丸川五輪担当相は、森組織委員長と小池都知事の間を右往左往しているだけ。高市総務相は、携帯料金を下げろとの安倍指示に対し、携帯端末機の価格を上げることに拘る方向音痴。何故よりに寄ってこんな人物ばかりを選んだのだろう。入閣するには、身体検査が必要だ。きっと現閣僚は身体検査をすり抜けただけが取り柄のエリートたちに違いない。