低迷するドラゴンズ

中日ドラゴンズの低迷が続いている。10日ほど前には、谷繁監督が突然解任された。就任以来Bクラスに定着し、今は何とトップの広島と20ゲーム以上も離されている。戦績不振だから監督が責任を取らされるのは当たり前だとは思うが、あまり納得がいかないところもある。落合がGMになってから井端選手などの有力選手が首を切られ放出された。戦力の割に報酬が高過ぎると言う理由だった。その見返りに、その後役に立つ選手を補強したのかというとそうでもない。最下位に定着してしまった原因は、谷繁監督の指導力や采配ミスだけではなく、ずばり戦力不足にあると思う。MLBでは、選手の補強はGMの仕事で、監督はその選手たちを活用するだけが仕事だ。でも日本では、選手補強はGMと監督の共同の仕事になっている。ところが中日では、日本流ではなくMLB流儀になっている。日本流とMLB流のどちらが良いかという話ではない。要は結果が出せれば良い。MLB流であれば、当然GMも結果の責任を負うことになる。監督の首を挿げ替えれば済むというものではない。中日トップは、リストラだけしかしなかったGMをリストラする気はないのだろうか。このままでは選手もコーチも、沈みかかった泥船から逃げ出す以外に道はなさそうだ。