日本ハムの勢い

パ・リーグ成績表に珍現象が現れた。1位ソフトバンクSBに対し2位日本ハムの勝差がマイナス0.5。何と2位の方がゲーム差では先行しているのだ。今日SBが敗け日ハムが勝ったため、SBは64勝39敗5分、日ハムは67勝41敗1分になった。成績順位は勝率で決まる。SBの勝率は64÷(64+39)=0.621で、日ハムは67÷(67+41)=0.620だからSBが1位だ。ところが、ゲーム差でみると、SBは64-39=25で、日ハムは67-41=26だから、(25-26)÷2=-0.5となる。プロ野球も終盤になると、優勝確率の目処としてゲーム差が注目される。あと何日で何ゲーム差だから追いつくとか追いつかないと騒がれる。そのゲーム差が、2位の方が上を行っているという現象なのだから面白い。単に試合数や引き分け数の違いで起きる現象ではあるのだが。一時はSBが10ゲーム以上も引き離しトップを独走していた。その後日ハムが猛追しSBに肉迫している。その日ハムの勢いが、ゲーム差までもひっくり返してしまったと解釈すれば、更に面白い。何故かゲーム差までもパ・リーグ人気を押し上げているようにみえる。