主婦休みの日

「日々の歳時記:夏生一暁:PHP文庫」を、日めくりで読んでいると毎日が新鮮な気持ちになる。今日25日は「主婦休みの日」とか。年に3回ある。1月と5月と9月の25日。年末年始、ゴールデンウィーク、夏休みの忙しい期間を過ぎた直後の給料日、という主婦の要望でサンケイリビング新聞社が制定したとのこと。我が家では、正月、ゴールデンウィーク、お盆の時期に子供達夫婦と孫の計12名が全員集合し1泊していく。食事や寝具の用意や洗濯など、カミサンの出番はピークを迎える。皆がいる時は休む間もなく動いているが、皆が帰ると疲れがどっと出て来る。確かに「主婦休みの日」が必要だ。だが、最近の若い人は共稼ぎが多い。専業主婦ではないのだから、家に集まるよりも、近所のレストランなどを活用しているのだろう。時代の流れから言うと「主婦休みの日」を要望する人は減少の一途を辿っているのかもしれない。でも我が家の周りを見回すと、隣の家も後ろの家も専業主婦だ。専業主婦が集まる特異的スポットかと思ったが、そうではない。我が家も含め周りも70歳前後の年齢なのだ。70歳を過ぎて働く女性は少ない。極めて日本の標準的な場所なのだ。「主婦休みの日」に高齢化社会を実感した次第。