18歳の成人式

相変わらず成人式での新成人の逮捕が相次いでいるようだ。ニュースによると、定番のように壇上に駆け上がり狼藉を働く者を筆頭に、酩酊状態で迷惑をかける者、とても成人式の服装とは思えない奇抜過ぎる格好で現れる者、挙句の果ては、ドリフト走行で他人に重傷を負わせた者まで出る始末だ。毎年思うのだが、暴走する彼らは、大人になるということを履き違いしているようだ。多分、大人になれば何でも自由に出来るとでも思っているのだろう。彼らを傍から見ると、大人になれない証明をしているように思えてならない。いや、大人になるのが怖くて、子供の世界で大人っぽく騒いでいるだけなのかもしれないとも思う。何故こうなるのだろうかと考えてみた。高校までは学校や教師の監視の下にある。校則は守らざるを得ないものと思っている。ところが、18歳でその箍が外れる。20歳までの2年間は子供でもあるし大人でもある。大人だからと言われればまだ子供だと尻込みし、子供扱いされるともう大人だと反発する。切れた凧のように、繋ぎ止めるものがない。だからワルはワルの道をまっしぐらに進むことになる。問題はこの不安定な2年間にあると思う。成人式は18歳に変えた方が良い。今度の参院選から選挙権は18歳からになる。全面的に18歳を成人とする時期を迎えていると思う。