東京五輪のデザインあれこれ

24日に東京五輪のエンブレムが発表された。第一感は何とバランスの悪い図形のエンブレムだと思った。そしてパクリ問題が発生しそうな予感がした。幸か不幸かその悪い予感が的中した。ベルギーのデザイナーが自分の作品と驚くほど似ていると名乗り出た。この作品は白と黒の2色でTとLをイメージしているが、パッと見は似ている。直感的にエンブレムのデザイナーはこの作品を参考にしたのだなと思った。更にバルセロナのスタジオが作成した東日本大震災復興の寄付金活動の作品は、ベルギー以上に似ている。配色とパーツがそっくりなので、エンブレムはこの作品をアレンジしたものとも言えそうだ。一方先月発表された東京五輪の外国人観光客を案内するために生まれたボランティアチーム「おもてなし東京」の制服がダサかった。この制服ではボランティアする人が減ってしまうのではと心配する程だ。また新国立競技場ではデザインだけが先行し計画自体が白紙に戻ってしまった。どうも東京五輪はデザインがネックのようだ。今のうちに躓きに慣れておけば、本番での躓きはないと思うしかない。