ゴルフの面白さと難しさ

一度始めると、次から次へと課題が見えてくる。奥の深さがゴルフの面白さだ。ところがプロの世界では、面白さに濃淡があるようだ。日本のプロトーナメントでは、女子は盛んだが男子は人気が無い。米国では、女子は韓国選手に乗っ取られスポンサーが激減したが、男子はウッズ不在と言えども世界トップレベルで人気は高い。日本の男子は何故米国に較べて人気が無いのだろうかを考えてみた。まず第一に実力が劣ること。素質もあるだろうが、才能を伸ばす優れたティーチングプロがいない。錦織にはマイケル・チャンがいるし、北島には平井コーチがいた。しかし松山でさえコーチがいないのが現状だ。優れたティーチングプロに巡り合えれば、世界の松山になるのは間違いないし、松山に続く者も出て来るはずだ。第二に選手のマナーが悪過ぎてファンが離れてしまったこと。ジャンボの悪癖を受け継いで、昨年賞金王の小田はゴルフ場でタバコは吸うし、授賞式には穴の開いたジーパン姿で出席した。選手会長の池田はヤクザ紛いの格好だし、インタビューも横柄だ。片山なんかはギャラリーに対し不遜な態度をとるのが目立つ。ゴルフをする前の心構えがなっていないのだ。日本のプロゴルフは、紳士のスポーツではなく貧氏のスポーツなのだ。第三にゴルフ協会は世界レベルの選手を育成する気が全くないこと。海外で活躍している選手に対し、国内試合数が少ないからとペナルティを課す始末。本来ならば、海外の実績を評価して招待するのが常識なのに。不振の男子プロゴルフを立て直すには、たった一つの事をすれば良い。日本プロゴルフ協会の改革。協会がやる気になれば直ぐに全てが解決するはずだ。簡単に思えるが、難しいのだろうか。