サバがマグロを産むかもしれない。東京海洋大学の吉崎教授らはクロマグロの生殖細胞をサバに移植する実験に成功したとのこと。今年の夏にはマグロの稚魚が誕生する見込みだという。技術のポイントは、マグロの赤ちゃんが持っている始原生殖細胞を取り出し、サバに移植する技術。そのメリットは、短期間、小規模生簀でマグロの稚魚が得られること。マグロは成魚になるのに5年もかかるし、大規模な生簀が必要だ。しかしサバであれば1年で成魚になるし生簀も小さくて済む。嘘のような本当な話で、吉崎教授は既にヤマメにニジマスを産ませることに成功しているとのこと。やがてトンビがタカを産む日もやって来るかもしれない。サバだけに、サバを読んでいないことを願いたい。
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