ザイロリックvsフェブリク

もう四半世紀前になるが、痛風を患ったことがある。読んで字の如く患部に風が当たるだけでも痛い。この痛さは二度と味わいたくないと思い、その時以来尿酸を抑えるザイロリックを服用している。ザイロリックは殆んど副作用がないと聞いていたが、掛かり付けの医者によると、やや腎臓に負担がかかるとのこと。健康診断の経年変化を見ると、確かにクレアチニンの値が僅かではあるが毎年上がり異常値に近づきつつある。ザイロリックは腎臓にだけ負担がかかるが、フェブリクは腎臓と肝臓に分散されるので腎臓への負担は軽減すると言う。医者の薦めでフェブリクに切り替え取りあえず様子を見ることにした。毎月1回のペースで受診している。1回に4週間分28日分の薬を貰う。薬は週単位で処方されることが通常だ。ザイロリックは1パック10錠なので、2パックと8錠なのだが、いつもこの8錠はパックの端切れを集めたものが多い。それを掻き集め輪ゴムで纏める。窓口の作業も面倒だし、服用する方も煩わしいと感じていた。ところがフェブリクは1パック2週間分の14錠になっている。28日分は2パックぴったりで輪ゴムも不要。すっきりしている。ザイロリックは製造側が管理し易いように1パック10錠なのだろう。一方フェブリクは窓口や患者が使い易いように1パック14錠にしたのだろう。何だか患者のことを考えてくれているフェブリクの方が、服用する前から効くような気がしてきた。