インフルエンザ3日目

我が家はカミサンとの2人暮らしだから、インフルエンザがうつらないよう互いにマスクをすることにした。食事も別にした。カミサンが食べて片付けてから、自分が食べる。夜テレビを観る時は、いつもは居間のソファーに並んで座って観るが、カミサンは離れた食堂のテーブルから観る。勿論寝室も別室にした。もし事情を知らない人が入ってきて、マスクがなければ家庭内別居に見えるだろう。我が家は普段かなり仲が良い。以前ある女性から、仲の良さに皮肉を込めて「仮面夫婦じゃないの」と言われたことがある。噂によると、その女性はご主人から夕食は仕事の関係者とするから作らなくて良いと言われ、それ以降孤食が続いているという。人は他人を判断する時、自分と重ね合わせるものだ。この女性こそ仮面夫婦であることがバレバレになった。期せずしてバカの壁が垣間見えた瞬間でもあった。バカの壁は取り壊す努力が必要だが、インフルエンザの壁は堅固に築き上げることが肝要だ。