民主の再生方法

党代表の落選・辞任により民主党の代表選が始まった。岡田、細野、長妻の3氏が立ち、討論会も始まったが、その主張はバラバラでまるで前の衆院選での乱立野党のミニ版を見ているようだ。とても野党第1党の代表を決めるための討論とは思えない。3氏は、そもそも民主の生い立ちを考えるべきだ。主義主張を封印し政権交代だけを目標に集結した政党で、偶々自民の敵失もあり政権に就いた。ところが期待外れの政権運営に国民が失望し、民主は落ちる所まで落ちたのが現状。しかも政治運営にも選挙の敗北にも、何故失敗したのか何を改良すればよいのかの反省もない。反省も出来ない党の代表に誰が就いても変わる訳がない。今後も相変わらず、個別案件で揉めその時その時の数の多さで意見を決めることになる。何時まで経っても夢遊病者のようにフラフラしていて、支持者の心が離れていくだけに違いない。民主の生い立ちと現状を考えれば、この3氏が党を割って主義主張毎に独立することが最善の方法だろう。それこそが政治の原点に返るということなのだと思う。