偽政治家の証明

69年目を迎えた広島平和記念式典で安倍首相が挨拶した内容が去年と同じではと取り沙汰されている。去年の天気は晴れで今年は雨。従って「蝉しぐれが今もしじまを破る」が無くなっただけだと揶揄されている。毎年行われる行事で、しかも同じ人がスピーチするのだから内容が同じになるのは致し方ない。だが、コピペは頂けない。と思っていたら、何と長崎の式典でもコピペのオンパレード。68周年が69周年に替わっただけというから、被爆者の落胆も相当のようだ。二度も同じように人の心を逆撫ですることを無神経と言う。節操がないとも言う。そういう人なのだろう。そこでフッと思った。安倍のスピーチライターは誰なのだろうかと。勿論安倍自身が作成するはずがない。内閣副官房長官の加藤か杉田か世耕だ。自分の見るところ、加藤は策略に長けるが世耕は言い回しが上手い。世耕の仕業に違いない。去年は熟考して書いたが今年はもう何も浮かばない、こんなところだろう。草案を書いた世耕に緩みが有り、去年との違いも分からない安倍には世耕以上の緩みがあったと見るべきだろう。政府から見れば、平和式典とはその程度のものということが見え見えだ。コピペは偽博士を作るだけではなく、偽政治家をも作ることを証明したようだ。