夏の風物詩は風鈴

夏の風物詩は風鈴。清少納言ではないので、正確に言うと「風鈴は夏の風物詩」だ。以前テレビで火箸風鈴の出所由来を見聞きしたことがある。それ以来、かねがね出来る事ならば京都の火箸風鈴を手に入れ、その音色を直接聴いてみたいものだと思っていた。だが関東に住む者にとっては高嶺の花。届くはずがないことは分かっていた。今日は偶々近所の東急ハンズに行くことになった。季節柄、店先には数多くの風鈴が下げられていた。だが屋内なので風はなく鳴っていない。それでもガラス、磁気、金属と素材は豊富だ。手当たり次第鳴らしてみた。金属が素晴らしい。南部風鈴との表示がある。その中で最も鈴虫のように澄んだ音色の南部鉄風鈴を買うことにした。早速我が家の外の何処かに取り付けることにした。ところが今日は強風。しかも風鈴を吊り下げる場所もない。敢えてどこかに取り付けても鳴り過ぎる。そこで閃いた。洗濯バサミに連結させてカーテンレールに吊るせばと。これが大当たりだ。風の強さ次第で、何処にも移動できる。風流な音色も取り付け次第だ。今日は音色をコントロールしたと思わず微笑んだ次第。少し嬉しかった。