大臣任命の難しさ

韓国では朴大統領が閣僚に指名した人物が就任出来ない事態が続いている。旅客船沈没事故で高まった政府批判を躱すため、閣僚や高官の人事刷新を図ったものの、過去の言動が問題視され候補者が就任辞退を余儀なくされている。韓国には日本のように、大臣になる前の身体検査がないのかもしれない。もしくは、反日というザルで掬い上げると脛に傷がある人物しか残らないのかもしれない。一方日本では安倍内閣が発足以来閣僚の交代が一人もなく500日を迎えた。偶々目立った失策や失言、スキャンダルがなかっただけかもしれない。中には仕事もせずに自ら辞めたいと言っている大臣もいるが、首の挿げ替えはない。下手に替えると新人のボロが発覚し政権に影響するのを恐れている為かもしれない。または身体検査に合格する人物がいないのかもしれない。何れにしても人材不足としか言いようがない。今月末には内閣改造が想定されている。人材の層が厚いのか薄いのかが証明されようとしている。