勝因と敗因

久し振りに我が眼を疑った。朝のニュースでドイツ対ブラジルが何と7-1で、ブラジルが大敗したとのこと。我が眼だけでなく我が耳も疑うほどの点差に衝撃を覚えた。骨折のネイマールと主将のシウバが欠場していたがブラジルのサッカー層は厚い。この状況でブラジルがドイツに勝つのは難しいとは言え、互角に近い接戦を予想していた。今大会のブラジルは、スコラーリ監督らしい守備の堅さを武器としたチームだったからだ。だが前半戦で既に5-0。勝負は決まった。何故こんなに大差になってしまったのだろうか。サムライブルーの初戦を思い出す。準決勝戦のブラジルは、初戦の日本と全く同じだ。足が止まっていた。一方ドイツは2人目、3人目が津波の如くゴールに打ち寄せる。ブラジルは、過去最悪の敗戦というだけでなく歴史的な不名誉を負わされた。それに較べれば日本は軽傷だ。前頭が大関にあしらわれたに過ぎない。前頭の上には、関脇も大関もある。優勝候補のスペインが1次リーグで敗退したり、無敵のブラジルも準決勝戦で歴史的大敗をする。それが世界のサッカーなのだろう。何故足が止まるのか、どうすれば足が動くのかがキーポイントだ。サムライブルーの復活が容易に思えてきた。