3列席のエチケット

予定を切り上げ早めに帰ることになり、京都から帰りの新幹線の指定座席をキャンセルし別便に変えた。その為2列席が取れず3列席になった。カミサンは窓側で自分は真ん中。名古屋から通路側の席に大柄の男が座った。男は直ぐに寝てしまったが、間のアームレストは大男に占領されてしまい窮屈な思いをした。自分が先に座ったのだから、そのアームレストの上に自分の腕を載せる権利があると思っていたが、腕力で押し切られた格好だ。不愉快とまではいかないが、大男の無神経さは面白くなかった。3列席の使い方にはエチケットがある。窓側の客はアームレスト1つと窓壁がテリトリーだ。通路側の客はアームレスト1つと広い通路の空間で、真ん中の客は2つのアームレストを使うのが常識だ。たかが短時間のアームレスト一つの使用権についても揉め事になるのだから、東シナ海や南シナ海で領有権が揉めるのは当たり前だ。何だか大男が中国に思えてきた。