チェアマンのリーダーシップ

8日のサッカーJ1浦和対鳥栖戦で、浦和のサポーターが通路入口にJapaneseOnlyの横断幕を掲げた件に対し、村井チェアマンは電光石火で厳しい処分を下した。Jリーグ初めての無観客試合という処分だ。最近サッカー界は世界的に人種差別が問題になっていて処分が厳しくなっている。日本も世界に習い厳しくしたばかりだ。サッカークラブへの制裁は9種類あり、けん責、制裁金、中立地での試合開催、無観客試合の開催、試合の没収、勝ち点15点減、出場権剥奪、下位ディビジョンへの降格、除名の順で重くなる。今回の主犯はサポーターで、それを放置したクラブ側は従犯ということで無観客試合になったようだ。村井チェアマンは「自分の意思を早く伝えたかった。再発防止にマニュアルなどはないが全員が感受性を養うことが本質的なテーマだ」と言い、敢然とした姿勢に心強いリーダーシップを感じる。それに較べ浦和の社長は心許ない。それにしてもサポーターは何故JapaneseOnlyを掲げたのだろうか。政治の世界では日中韓がギクシャクしている。政治の影響で日本でも嫌韓論が盛んだ。今回の事件もその延長線上にあるのだろう。サポーターは出入り禁止になり、クラブは無観客試合で収入が1億円減る。日中韓の首脳達にもイエローカードを出すべきだ。それが公平というものだろう。