高校生のボランティア活動

今までに経験したことのないような豪雨被害にあった京都も立ち直りつつあるようだ。豪雨の次の日、福知山の民家に入った泥を掻き出す高校生のニュースを見て、今時の高校生も捨てたもんじゃないと嬉しくなった。困った人を助けること、汚くなる仕事でも嫌がらず率先すること、まさに実地教育の真髄を実践して指導している高校もあるのだと感心した。そして今日もニュースで同じような光景を放映していた。嵐山の泥を被った商店を清掃している高校生の姿だ。だが何か違和感を覚えた。二番煎じだからという訳ではない。何故人手には困っていそうもなさそうな土産物屋の清掃を手伝っているのだろうか。ボランティアではなくアルバイトをしているのだろうか。テレビはその行為を美化して事実を捻じ曲げているのではないのだろうかと感じたからだ。自分の受け取り方が間違っているのであれば嬉しい行為ではあるが、真実はよく分からない。ただ切迫感があるようには受け取れなかったことが唯一の気掛かりではある。