新聞が過去から未来になれば

イチローが日米通算4千安打にあと1本というニュースに接してつくづく感じることがる。イチローの4千本や昨日のイプシロンのニュースは、ニュースとしては異例だと思う。今までのニュースは、何処で何が起こったのかという過去の出来事の後追いがメインだった。そのニュースを聞いて、もし予め知っていれば自分は参加したのに、と思うことが度々あった。だから新聞にしろテレビにしろニュースというものは過去を報道するものだと思っていた。ところがイチローにしろイプシロンにしろこれは明日以降どうなるかという話題だ。珍しいことだと思った。先日アマゾンのCEOペゾスがワシントンポストを買収するというニュースが流れた。IT世界の帝王が、何故今更新聞会社などを買収するのだろうと不思議に思った。ところがイチローやイプシロンのニュースに接し、ヒラメイタものがある。ペゾスはきっと、新聞を過去の報道媒体ではなく、未来を示す報道媒体に変えようと思ったに違いないと思った。過去の報道はそれなりに価値のあることではあるが、未来のための報道は、これからの世界を左右するほどの影響力を持つはずだ。もし新聞が未来のためのケーススタディやあり方を示すのであれば、自分は積極的に購入したいと思う。