水金地火木土天海メイ

自分が子供の頃、太陽系の惑星は水金地火木土天海冥というのが正解だった。ところが2006年の国際天文学連合で冥王星が惑星から外された。冥王星は小さいし他にも同じような星があることが分かったからだ。だから今の惑星は水金地火木土天海と言う、メイがない。星の命名は国際天文学連合がすることになっている。そして、今その国際天文学連合が冥王星の4、5番目の衛星を命名した。そこにはスタートレックのバルカンも候補には上がっていたが、結果としてケルベロスとステュクスに決まった。ケルベロスはギリシャ神話に出てくる三つの頭を持つ冥界の犬で、ステュクスはギリシャ神話の地下の大河を支配する女神。理由は単純。バルカンはローマ神話の火の神で、ギリシャの神ではないからだ。これで冥王星の五つの月が全てギリシャ神話にちなんだ名前で命名されたことになる。冥王星はギリシャ神話に統一された持ち物となりスッキリしたかもしれないが、一国安泰になることはないかもしれない。何故ならバルカン星人は米国にも日本にも生きているかもしれないからだ。今でも星間の戦争は続いている。小さな地球の中で、トルコやエジプトのように同じイスラムという宗教世界の中で些細なことで仲たがいすることなど、あってはならいない事が起こっているのだから。