四川地震と中国政府

四川省雅安市の地震被害は、死者約200人、被災者170万人以上とのこと。中国政府は発生直後に海外からの救援隊を断った。自力で十分対応出来ると言う。しかし被災者の生存率が下がる72時間が経過したが、ニュースには瓦礫の下を探す救援隊の姿は見られない。テントや衣類や食べ物も未だに行き渡っていないようだ。ただ目立つのは兵隊さんの数の多さと李首相一人の奮闘ぶりだけ。中国政府は何を考えているのだろうか。少なくとも第一に国民の命を助けるという考えはなさそうだ。まずはともかく政府の前向きな姿勢をアピールするのが一番らしい。それにしても一体誰に対するパフォーマンスなのだろうか。既に72時間が過ぎたので人命救助からインフラ復旧に軸足を移すらしい。いま世界中が中国の地震被害への対応に注目している。中国の国家としての評価は増々下がりそうな気配だ。