ああ、三国連太郎

子供の頃、映画のポスターに描かれていた三国連太郎の顔が、自分の父にそっくりだと家族で話題になったことがある。自分は三国の映画を観たことはないが、三国が何かの話題に上ると時々父を思い出すことがある。その三国連太郎が亡くなった。息子の佐藤浩市は三国との親子関係は疎遠だったそうで、三国を父とは呼んだことが無いとのこと。何とも皮肉な話だ。三国は日頃から「戒名はいらない。散骨してほしい。誰にも知らせず密葬で」と話していたという。自分は「戒名は自分がつける。散骨してほしい。家族葬で細やかに。延命処置はするな」とカミサンに言っている。三国に良く似ている。自分は浩市以上に三国連太郎と近い関係にあるような気分になった。