生で見るゆるキャラ

第3回ゆるキャラグランプリで今治市の「バリィさん」が優勝した。ゆるキャラとは、着ぐるみで、郷土愛に満ち溢れていて、立ち居振る舞いがユニークで、愛すべきゆるさを持ち合わせているのが条件だ。ゆるキャラは地方の村おこしや地域振興のために一役も二役もかっている。今まではテレビでゆるキャラを見ても、あれは子供の世界にだけ生きているものと思っていた。ところが、先日偶々彦根で第1回ゆるキャラグランプリで優勝した「ひこにゃん」を間近で見る機会があり、生まれて初めてゆるキャラに遭遇してゆるキャラに対する見方がガラッと変わった。異常に大きい頭、気が良さそうで憎めない顔つき、首から出た短い手、背丈も低い。ぬいぐるみだから顔の表情は変えないが、短い手が抜群の演技で観客をうっとりと癒す。見ると聞くでは大違いとはいうが、同じ見るでも生とテレビは大違いであることを実感した。ゆるキャラは地域振興の切り札になる可能性は極めて大きい。昨年はしまなみ海道旅行を計画していたが大震災でキャンセルした。来年は再度しまなみ海道旅行を計画して今治に立ち寄ってみようと思う。「バリィさん」と会うのが楽しみだ。