旅行の裏テーマ

実は今回の旅行にはもう一つ裏のテーマがあった。我が家の日常の食事は栄養バランス優先で野菜の多い比較的質素なものを心掛けている。しかし旅行の時くらいはご当地料理を堪能しようということにした。長浜での昼食は名物の翼果楼の焼鯖そーめんと焼鯖寿司。好物の鯖ではあるが残念ながらパサついており、名物に美味いものなしを体験した。彦根の夜は気張って千成亭の近江牛三昧の懐石料理。程よい味付けで近江牛の美味さを味わったが、最後に出てきた朴葉焼きが何とも甘過ぎて折角の懐石を台無しにしてしまった。昔飛騨高山の朴葉焼きの美味さに感激したことがあるので、彦根の味付けの不味さは間違いない。京都の朝は大和ハウスが経営しているホテルのおばんざいバイキング。各種のおばんざいを少しずつ皿にとり京料理を味わった。京都ならではの朝食で朝から京都にいることを実感出来た。人気があるらしく常時混んでいた。京都の夜は西七条の割烹料理のいはら田。全国の高級食材と京野菜を使った料理は、質の良い食材と巧みな料理法が際立っており全品とても美味しかった。ただし間の時間がかかり過ぎるのとお高いのがやや欠点ではあった。しかし再び京都へ行くチャンスがあれば是非ともリピートしてみたい店であった。かくして1日2万歩近くも歩いてエネルギーを消費したにも関わらず、体重は2Kg近くも増えてしまった。今日から再び質素な生活が始まることになる。