この一歩が国粋主義を駆逐する

暖かさのせいか今や秋たけなわだ。大相撲九州場所が始まり、ゴルフ、サッカー、バレー、アメフト、バスケ、ソフト、自転車等々、我が世の春と言わんばかりに華盛りだ。男子ゴルフは久々に石川遼選手が優勝した。あの見苦しい髪型をもっと端正なものにすれば、気持ちもシャンとしてあと2つは勝てるだろうと思うが。女子ゴルフのフィナーレはもっと良かった。1打差リードの有村にイ ボミが最終ホールで追いつきプレーオフで逆転優勝した。ホールアウト後の有村とイ ボミの抱擁する姿に感動した。有村はイ ボミの顔を両手で挟み良かったねと称え、イ ボミは心の底からありがとうございますと言っていたように見えた。李大統領が火を点けた日韓反日感情に対し、いま次期韓国大統領候補たちが日韓経済回復を公約に挙げ選挙戦を戦っている。しかし、大統領候補以上にイ ボミが親善の大役を果たしたと思う。韓国も中国もそして日本も、早く国粋主義の呪縛から解き放れてほしいと願う。