西友の不正合格行為

スーパー西友が大衆薬の登録販売者受験資格である実務経験証明書をチョロまかし、従業員282人に虚偽の証明書を発行し、そのうち合格した200人を現場で働かせていたことが判明した。大衆薬販売は2009年施行の改正薬事法により登録販売者がいれば販売出来ることになった。医薬品は割引が少なくて利益率が高く、店に高齢者などの客も呼べる魅力的な商品の一つなので他店との出店競争も激しい状況にある。西友は組織ぐるみではないとは言っているが、組織ぐるみの犯罪であることは明白だ。西友の販売キャンペーンは「KYでいこう」。KYとは、カカクヤスクという意味の積りのようだが、本来のクウキヨメナイに限りなく近く、今回の事件でクスリヤバイにまで変質してしまったようだ。大衆薬とはいえ会社ぐるみで不正に合格者を量産した行為は決して許すべきではない。西友には今後5年間は大衆薬販売が出来ない程度のペナルティーが必要だと思う。近い将来西友がウォルマートに衣替えするらしいが、名前を変えても決して中身は変えられないのが世の常だ。