宣戦布告から白旗へ

石原都知事が珍しく鳴りを潜めている。尖閣国有化では所有者に虚仮にされ、中国には想定外の強烈な反日感情を喰らい日本経済をメタメタにしてしまった。自民総裁選では伸晃への応援も不発に終わり、第三極の石原新党党首も頓挫しそうだ。やることなすこと全てダメ、元気が出るはずがない。東京オリンピック誘致も無駄遣いに終わった。中小企業救済と称し新銀行東京に小口融資を設けたが、結局は息子宏高の選挙資金のようなものになり不良債権の山を築いてしまった。成功例としては、ディーゼル車規制と東京マラソンくらいしかない。立派な仕事をしてきた人が最後の最後でチョンボすることを「晩節を汚す」と言うが、石原は晩節も汚してしまった。石原の公式サイト名は何と「宣戦布告」だが、そろそろ「白旗」に変更する時が来ている。