中国の諸事情と反日デモ

習近平国家副主席の動向が2週間ほど分からず色々取り沙汰されていたが、肝がんの手術を受けていたということで再び姿を現した。しかし薄煕来元重慶市長派が交通事故に見せかけ暗殺を図ったという噂もあり、この方が真実に近いような気がする。尖閣諸島の国有化に対する反日デモが連日続いている。史上最大と言われる中国での反日デモは、100以上の都市に広がっている。中国では天安門事件以来反日反米デモ以外に容認されたデモはない。デモは全て政府がコントロールしているということだ。デモ不参加者には罰金を取るとか、警官や軍隊が私服に着替えデモの先頭に立ち暴動を煽っているという。真相は次々とネットで暴露されている。今の中国共産党は派閥闘争が激しく更に習次期国家主席の失踪もあり、全人代の日程も決められない状況にあるようだ。反日デモは一見領土の主権問題のように見えるが、党内闘争や薄事件や国民の独裁政権への不満などさまざまな要素が絡まっている国内問題と見るべきだろう。もし親中派の小沢が真に日本国を思う政治家であれば、反日デモ沈静化のため小沢が一肌脱ぐ舞台は整っている。しかし役者は未だ現れず。やはり只の選挙屋か。