ヤングなでしこと自民総裁選

U20女子W杯準決勝ヤングなでしこ対ドイツ戦が今夜行われる。ヤングなでしこは強くて可愛くて人気がある。観ていて楽しい理由は彼女たちのプレーに「一人ひとりが仕掛ける」意識が徹底されているからだ。その秘密は吉田監督の指導方針「自分で考え自分で戦え、自分の限界を自分で感じ自分で乗り越えろ」にある。あれこれ指示されてから動くようでは名選手にはなれない。ヤングなでしこは今夜も胸のすくゲームをするに違いない。話は変わるが、サッカー選手と政治家は似ているところがある。例えば自民総裁選の前哨戦。スタメンは谷垣、石破、安倍だったが、谷垣が3党合意破棄のオウンゴールで交代させられサブの石原が入った。石破と安倍は筋の通った自分なりの考えをもっているのでレギュラーとして問題はない。問題は石原だ。石原は自分の考えがないから領袖にお伺いを立てる。領袖は自説を聞いてくれるヤツが好きで、筋の通った意見を持つヤツは嫌い。ただそれだけの理由で古賀、森、青木の領袖たちは石原を香川並にトップ下に置いてゲームを任せるという。自分の考えもなく上から言われたことをやるだけではトップ下は務まらないのは明白なのに。若くて務まらない選手を敢えて起用するのが領袖だ、監督の指示通り動く。死んだふりをしていた古狸たちがゴソゴソ動き始めた。また時代が逆流しつつある。