進まない選挙制度改革

民主党のマニフェスト不履行には慣れっこだが、参議院選挙の定数40削減も絵に描いた餅になる。削減どころか4増4減案で自公民が手を握り、その他の党は抜本改革ではないと反対し、選挙の制度改革は一向に進まない。4増4減にしても1票の格差は5.1倍から4.7倍になるだけで一歩も前進せず違憲状態は続く。そもそも党利を優先する政治家達が、選挙制度を改革しようとすること自体に無理がある。全ての党が満足する改革案などあり得ない。第三者による改革案の立案と公正な判断が必要だ。例えば、第三者委員会を設立しオープンな場で議論しながら立案し、委員会が格差是正の裁判を起こし、裁判所が公正と判断した案を国会が承認する、という段取りであれば公平かつ公正な選挙制度改革が可能になるかもしれない。今の日本では至る所で改革が求められているが、その改革を妨げているのが政治家だ。政治家は自分自身が日本の元凶であることを厳しく認識すべきだと思う。