年金と生活保護受給

年金を払い続けてきた人が受給する国民年金の金額よりも、生活保護者の受給額が多いというウソみたいな現実がある。生活保護者は更に介護や医療費は原則無料、NHK受信料、住民税なども免除、家賃も受け取れるし光熱水費も減額される。全国の生活保護受給者は210万人で過去最高を記録したのは当然の結果と言える。正に「働いたら負け」の社会になりつつある。世の中狂っている。2012年度予算の生活保護費予算は何と3兆7000億円にものぼる。何故このようなことが起きるのかを考えてみた。第一はオーバーオールに見ることの出来る政治家がいないこと、第二は目先の得点稼ぎしか考えない政治家が蔓延していること。第一の問題は、国を憂う政治家など存在しなくなってしまったので解決しようがない。第二の問題は、解決の方法が余りにも多すぎる。例えば、中学校の保健体育で武道が必修科目となったが、谷亮子議員はすかさず柔道着の無償配布を訴えた。谷の訴えは柔道界の票稼ぎにはなるが国家予算からみればマイナス。消費税増税反対の小沢グループの一員でありながら歳出を増やすのは矛盾があり過ぎる。谷個人を責めるつもりはさらさらないがこの種の政治家が余りにも多すぎる。その解決方法は議員を更生させることではない、明日の日本を築く可能性のある候補者に一票を投じることだ。タレント議員は目くらましのお飾りに過ぎないことを自覚すべきだと思う。