iPadの中国商標権

中国広東省恵州市の裁判所が同市内の電器店にiPadの販売停止を命じる判決を下した。香港に上場している唯冠国際の傘下にある唯冠科技がアップルに商標権侵害を訴えた。北京近郊の石家荘でもiPadの販売禁止を命じていたとのこと。中国のタブレット型端末市場ではiPadはシェアが76%と突出しておりアップルへの影響は極めて大きい。すでに中国では「コシヒカリ」や「ひとめぼれ」の中国表記である「越光」「一目惚」が商標登録されている。このためヨーカドーで発売されたコメの袋にも漢字ではブランドが表記できず「新潟県産」「宮城県産」とあるだけらしい。「青森」「勝沼」は異議申し立てにより不許可になったが、「富山、福井、愛知、山口、香川、佐賀」はすでに登録されている。巨大なチャイニーズガンダムをガンダムではないと言い張っていたことが微笑ましく感じる。法は法かも知れないが、中国には近代国家としてのプライドを持つべき時期はすでに来ているだろうに。習近平国家主席の誕生を待つしかないのだろうか。