全原発を廃炉に

昨年冷温停止状態が宣言された福島第一原発2号機の原子炉圧力容器底部の温度計の値が通報義務の80度を超え93度まで上昇している。実際に温度が上昇しているのか温度計の故障かは誰にも分からない。東電は、ほかの2つの温度計は下がっているので温度計の故障と判断している。原子力安全・保安院は、温度上昇を示している温度計は故障と見做し、その温度計はないものと考えようと言っているとのこと。安全サイドで対応すべき原発を、懲りずにまたも安易に対処しようとしている。まさに喉元過ぎれば熱さを忘れる典型例だ。この調子では第二の原発事故発生もそれほど遠くはない。こんな連中には任せられない。もはや全ての原発を停止し廃炉にする道しか残されてはいない。