家電3社の経営責任

電機大手8社の今期決算で明暗が分かれた。総合電機3社はインフラ事業へのシフトで、情報通信1社はITサービス強化でそこそこ利益を確保したが、家電3社は悲惨な状況だ。パナソニック7800億円、ソニー2200億円、シャープ2900億円と3社で1兆円を超える大赤字。業績悪化の要因は円高や震災やタイ洪水にもあるだろうが、最大の要因は経営判断ミスによるテレビ事業への過剰投資とアップルやサムスンの後追い姿勢といえる。中村や町田の経営判断ミスの責任は極めて重く、アップルの後追いしか出来ない開発担当役員の無能さも曝け出されてしまった。パナソニックやシャープがテレビに巨大投資をした頃、誰もが共倒れを心配したものだ。結局誰でも出来る常識的な心配を、中村や町田には出来なかったということだ。裸の王様に裸であることを教えてあげる人がいない会社であるともいえる。家電3社の技術屋からすればアップルに追いつき追い越せと指示され同じような製品を作る仕事は楽しいし楽だ。注目はされるが売れない地獄が待っている。開発担当役員はアップルやサムスンの後追いをしない事業を創出することが真の仕事のはずだ。ソニーの平井新社長はテレビ事業のテコ入れ強化と言っている。平井が出井、ストリンガーに続いて技術のソニーをぶち壊す張本人にならないことを願いたい。

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コメント: 1
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    Catherina Mcqueeney (金曜日, 03 2月 2017 21:24)


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