民主の綱領作り

「綱領もないくせに」と馬鹿にされ続けてきた民主党が綱領作りを再開したとのこと。止めた方が良い。思惑バラバラの寄せ集め集団に合意のいく綱領など出来るはずがない、時間の無駄だ。そもそも綱領とは「政党等の団体がその基本的立場・理念・活動方針・政策などを要約した文書」で政党の旗印そのもの。ところが既存政党の旗印は曖昧だ。自民党は「日本らしい日本の確立」、公明党は「人間主義による人類の幸福追求」、みんなの党は「小さな政府と日米同盟基軸」。言葉の遊びで内容はカラッポ、何をどうしたいのか判別不明、如何様な政策作りも可能だ。現政党の綱領とは、実態としての中身はなく謂わば旗とか家紋のようなものらしい。旗さえあればその元に団結し易いと言う程度の効果しかなく政策の根源とはなっていない。それでも民主党が綱領を作りたいと言うのならば数年後の完成を目指した方が良い。その頃は政界再編により、綱領の作り易い民主党になっているかもしれないし、民主党が消滅しているかもしれないから。