ひったくり半減

昨年の「ひったくり」発生件数は千葉県がワースト1位だったが、今年は半減し6位に後退の見通しとか。自治体や警察が防止キャンペーンを展開したことが功を奏した。千葉県は「ひったくり防止ちばカエル作戦」キャンペーンを展開。「バッグはたすきにかけカエル。手荷物は歩道側にもちカエル。バイクの音にはふりカエル。自転車のかごにはカバーをつけカエル」の標語で呼びかけた。ひったくり防止効果のある自転車の前かごカバー2万個を配布。県警は捜査用バイクを40台追加配備。住民ボランティアによる防犯パトロール。たったこれだけの努力でひったくり犯罪を半減出来たのは事実だ。最近の日本人は、自分以外には無関心で子供達が悪いことをしていても注意をしないし、悪質であればそれは警察の怠慢の結果だと非難して済ます傾向が強い。裏を返せばこの体質自体が犯罪増長の原因だったといえる。ニューヨークが地下鉄の落書きを撲滅したことで犯罪が減少したことは有名だ。小さな犯罪を住民自身の手で防止することが健全な町づくりに繋がることになる。自分達の町は自分達で守るという意気込みが日本を住みやすい平和な国へと導くはずだ。