恥の上塗り

大震災の翌日、福島原発1号機への海水注入が一時中断したことについて、揉めている。斑目の助言に動揺し、菅が注入中断を口走り東電は官邸指示として中断したのが真実だろう。ところが事故対応を官邸が妨害したということで非難を浴び始めた。すると枝野は官邸が指示したことを否定。東電は再臨界の危険性を指摘され中断したと反論。枝野は斑目が言ったと訂正。斑目は全面否定。今更見苦しいことこのうえない。斑目原子力安全無責任委員長は陣頭に立たず菅にこっそり入れ知恵していた人間だ。自分の責任となると俄然高慢になる、全く信用のおけない人間だ。元凶は菅が公式に指示せずに独り言で東電を動かしたことだ。関係者全員無責任男。また同日菅が福島原発に物見遊山で視察に出かけたことにより、ベントを遅らせ原発事故を悪化させた。当初は「原子力を勉強したい」と言っていたが、後日国会で追及され「現地の状況を把握する必要があった。その後の判断に役立った」と開き直った。復興構想会議はいきなり復興財源から始まった。菅の指示によるものであろう。何故財源から始まるのか批判が多く、第一次提案には盛り込まない見通しとなった。内閣官房参与で劇作家の平田オリザが17日にソウルで「米政府からの強い要請で放射能汚染水を海に放流した」と述べた。翌日本人が発言を撤回し陳謝。細野補佐官も否定。平田参与がありもしないことを言うはずがない、政府のもみ消しだろう。浜岡原発停止について、菅は唐突に発表し、しかも何故今停止するのか説明不十分。「歴史の判断を待つ」という台詞で思考停止させてしまった。歴史の判断とは、ダメ首相がクビになったときの捨て台詞として使う言葉だ。恥の上塗り政権は歴史の判断を待つことなく評価は既に確定している。