中国のスイカと豚肉

中国でスイカの爆発が話題になっている。原因はスイカを大きくするために使われた成長促進剤のホルクロルフェニュロンにあるらしい。日本では果実の形が悪くなったり、腐りやすくなったりすることから、今では使われていないとのこと。このニュースで中国の豚肉のニュースを思い出した。中国は1997年に豚の成長促進剤クレンブテロールの使用を禁止したが、今でも一部で使われたびたび中毒事件が発生している。事の発端は、ドイツの反ドーピング機関NADAが、中国で流通している肉を食べると検査で陽性反応が出る恐れがあるため、遠征する選手らに同国では肉の摂取を控えるよう要請したことによる。これに対する中国側の反論は、ドイツが行った措置は過剰反応だと反論し「外国人選手には、中国で提供される料理の質が保証されている」と主張したという。この反論もユニークだが、はたしてクレンブテロール入り豚肉を誰が食べているのだろうか。狐に騙されているようなおかしな気持ちになったことを思い出した。