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31日 7月 2023
スシローが、店の醤油差しを舐めた「ペロペロ少年」と和解したとのニュース。スシローはこの少年の愚かな行いのせいで、売り上げが大きく落ちたとして、少年の家族に対して約6700万円の損害賠償を求めた。スシローは突然和解を発表したが、和解に至った経緯には口をつぐんだままだ。恐らくスシローは裁判のメリット・デメリットを考慮して、スシローへのデメリット多しと結論し、取り下げたのだろう。スシローの売り上げは、昨年のおとり広告以降落ち続けている。売り上げ減がペロペロ少年だけによるものとは言い難い。もし裁判に勝っても、スシローが安全というイメージは回復しない。更に、今後異物混入や食中毒などを起こせば、ペロペロ少年以上の批難が巻き起こり、経営トップの交代劇にも繋がりかねない。スシローは、これらのデメリットを並び立てて和解をしたと言うわけにはいかない。だから、無言を貫いたのだろう。和解はしたが、この種の営業妨害を防ぐ効果はあったと思う。ペロペロ少年たちは、賠償金額の多さに身震いしたはずだ。次にペロペロ少年たちが営業妨害を起せば、間違いなく賠償を負わせられることになるのは間違いない。
30日 7月 2023
毎日とても暑い。夜中まで続くのだから、眠るのも一苦労する。我が家には、幸い寝室エアコンが設置されている。普段は使わないが、この二三日は使うことにした。それ程蒸し暑かった。そこで、快適に眠る工夫のネット記事が目に留まった。カギを握る脳の温度と睡眠の質を上げる方法をプロが解説している。マジに注目した。講師は東京疲労・睡眠クリニックの梶本院長。仰向けで寝ると敷き布団と背中が密着して熱がこもってしまうので横向きで寝るのが好ましい。熱がこもることで脳と体の温度が上昇し、体温を下げるため、脳が「汗をかけ」と指令を出すので、脳が休めずに、睡眠の質が下がってしまう。お腹が冷えると寝にくくなるので、ふわふわのマクラをお腹に抱えながら横向きに寝るのがベストとのこと。安定した睡眠のカギとなるのが脳や臓器など体の深部体温だ。深部体温が下がっていくときに、眠気は上がっていく。就寝中は深部体温を下げて臓器や筋肉、脳を休ませることが、質の高い睡眠につながる。でも脳と体にとって、快適な温度は違う。脳は22℃~24℃で体は33℃。梶本院長おすすめの寝方は、寝室のエアコンの設定温度を25℃~26℃にして、冬用のかけ布団をかけ、寝る1、2時間前に靴下をはき足を温め、寝る前に脱ぐこと。でも、部屋をガンガンに冷やし、冬用のかけ布団をかけるには勇気がいる。折角の解説だが実行は難しい。
29日 7月 2023
もうコロナは去ったのだろうか。5類になってから、感染情報が流れることが殆ど無くなった。でも、しっかり第9波が始まっているのは間違いない。つい先日でも、ゴルフ仲間や子供の嫁さんが感染した。むしろ近間っているようにも感じられる。日本人は熱しやすく冷めやすいのが気質だ。よくよく考えると日本人にとって、コロナに関しては感染率なのが問題なのではなさそうだ。テレビ報道で騒ぐから問題と意識しているだけなのかもしれない。それを端的に感じるのが、パルスオキシメーターの未返却だ。当時はパルスオキシメーターで体内酸素を測定するのがコロナ感染の治療判断のキーだった。各自治体から無償で貸与された。しかし、そのパルスオキシメーターの30万個が未だに返還されていないという。ざっと15億円に相当するという。176万個のうち、計約30万個が未返却で、都道府県別未返却は、最多が東京の約7万個で、次いで埼玉約6万個、神奈川約5万個。未返却率は、沖縄が約44%、佐賀40%、山口38%。一方、返却割合は群馬の約1%が最低で、岩手と茨城が2%とのこと。要するに、東京、埼玉、神奈川は義理意識が低く、群馬、茨城、岩手は非常に高いというこのとのようだ。住むには、この逆が良い。
28日 7月 2023
「事実は小説よりも奇なり」というと、NHK番組「私の秘密」の司会者高橋圭三の言葉を思い出す。でも「事実は小説よりも奇なり」は英国の詩人バイロンの「ドン・ジュアン」からパクったもの。高橋圭三のオリジナルではない。世の中には、エッ、ウッソ~と思う程、驚く話が多い。現在、岸田内閣の木原官房副長官がらみの事件が小説よりも奇なりとなっている。恐らく岸田政権が終われば、木原サスペンス劇場が公開されることになるだろう。間違いなく「事実は小説よりも奇なり」なのだから。事件の始まりは、A子による夫の殺害。離婚話がこじれA子が夫を殺してしまう。A子は夫の父に「自分が殺した」と電話する。夫の傷は自殺とは思えない。しかし警察は強引に自殺と断定する。その後A子は銀座のホステスとなり、木原と知り合い、子を身ごもって出産後木原と結婚する。ところがある日、A子の犯罪疑惑が表沙汰になる。木原は警察庁長官を動かし鎮静化を計る。更に木原は、別のホステスと浮気し子供を作ったが、困った女性への保護だと美談に作り替える。でも困ったことに、大手メディアは目をつむり、ほとんど伝えることがない。世の中そういうものなのだ。全てが事実は小説よりも奇なりとなっている。
27日 7月 2023
日本維新の会の馬場代表が「日本の政治体系は第1自民党と第2自民党にして、改革合戦を進めることが政治を良くすることにつながる」と発言したことが波紋を広げている。馬場は更に「共産党は日本からなくなったらいい政党。立憲民主党がいても日本は何も良くならない」と他党を批判した。当然、共産党は「民主主義を根本から否定する暴論だ」と反発。立憲の岡田幹事長も「自民党が改革する政党だと思っているのか」と不快感を示した。更に、日本維新の会の内部から「オウンゴールだ」という声も聞こえる。でも、馬場の言い分は間違っているのだろうか。民主党政権が生まれて、民主党には政権担当能力が無いことが分かってしまった。共産党は相変らず夢を語るだけで地に足が着いていない。立憲はゴッタの集まりで、何をしたいかが分からず、浮き草のようなもの。要するに、今の野党には維新も含め政権担当能力など無いのだ。しかし、一方で自民党の一人歩きを許すのは危険過ぎる。と言うことは、野党が育つのを待つよりも、自民を真面にすることの方が現実的だ。そのためには、自民に公明、維新、国民及び立憲の脱藩者を吸収させ、超一大政党を作ったのち分裂させ、二大政党制にするのが得策だ。ただ、第1、第2自民党という呼び名は良くない。小学生並みに、紅組、白組と名付ける方がお似合いだ。
26日 7月 2023
久々に酷い社長会見を見た。兼重社長にとっては、中古車販売大手ビッグモーターの保険金詐欺や器物損壊事件への釈明記者会見のはずだった。でも、兼重は「天地神明に誓って知らなかった。不正を促すことは一切やっていない。個々の工場長が指示してやったんじゃないか」と、全てを下に責任を押しつけた。それだけではない。ゴルフボールで故意に車を傷つけた社員を刑事告発するとまで言い出した。典型的なダメ社長の釈明会見だった。釈明会見には兼重の息子である副社長は出席しなかった。ビッグモーター社員によると、元凶は副社長だという。絶対出席しなければならない輩であったのだが。親はバカ息子ほど可愛いがるものだ。庇う積もりだったのだろう。結局、兼重にとって、火消しのはずが火に油を注ぐ結果になってしまった。ビッグモーター事件で発覚したのは不正だけではない。ビッグモーターは中古車販売と修理と保険代理店を兼ねている。ビッグモーターが保険会社を決めているという構図だ。保険会社はビッグモーターに頭が上がらないのだ。だから、保険金不正に目をつぶってしまう。構造的な問題だから、国が動けば解決するだろう。DIAMONDonlineに「従業員の不満投稿が多いブラック企業ランキング」という記事がある。それによるとビッグモーターは5位。上には上があるのだ。因みに、1位はニチイ学館、それ以下、大和ハウス、三菱電機、DHCへと続く。一筋縄ではいかない面々だ。
25日 7月 2023
ヒトの生物学的な寿命は55歳だったという。現代ビジネスで紹介されていた「なぜヒトだけが老いるのか:小林武彦:講談社現代新書」の抜粋からの情報だ。55歳の根拠は3つある。1つは、ゴリラやチンパンジーの寿命からの推定。ゴリラやチンパンジーの最大寿命は大体50歳前後で、ヒトとゴリラやチンパンジーのゲノムは殆ど同じだから。1つは、総心拍数。哺乳動物の総心拍数は一生でほぼ20億回という仮説がある。それから計算すると、ヒトは約50歳前後になる。もう1つは、がん。ヒトは、55歳くらいからがんで亡くなる人数が急激に増加する。これはこの年齢以上に生きることが想定されていないことを意味する。しかし、ヒトは実際には、それよりも30年程度長く生きている。ネイチャーの論文によると、ゲノムの壊れにくさが、老化を遅らせ寿命を決める一因だと結論している。まずヒトの遺伝子の変異が起こり、DNAの修復能力が上がり、その結果老化が抑えられ、がんにもなりにくくなり長生きになった、ということだ。でも、残念ながら抜粋では詳細な内容は記載されていないので、これで納得するには説明が不十分だ。納得するにはこの本を読むしかない。と言うことは、この抜粋は本を売るための機能を果たしているということだ。もし、今後読む機会があったら続きを書くことにしようと思う。
24日 7月 2023
自分はポテトサラダが好きだ。でも、ポテトには大量の糖質であるデンプンが含まれているので摂るのは程々にと思っていた。デンプンは、すべてが消化酵素で分解され、小腸から吸収されてエネルギー源になると言われていた。ところが、デンプンの中には消化・吸収されずに食物繊維と同じ作用を発揮し、太るどころか健康に役立つものがあるという。そのデンプンはレジスタントスターチ(難消化性デンプン)と呼ばれている。レジスタントスターチには、不溶性食物繊維のようにお通じをよくしたり、水溶性食物繊維のように腸内細菌のエサになって有用菌の増殖を促したりする機能がある。レジスタントスターチが分解・発酵すると短鎖脂肪酸が作られ、腸のぜん動運動を活発にしたり、腸内環境を良くする効果が有る。また、レジスタントスターチには食後の血糖値の上昇を穏やかにしたり、血液中の総コレステロールやLDL-コレステロールを減らす効果も有る。まさに、レジスタントスターチは食物繊維と同様に健康をサポートする成分なのだ。レジスタントスターチは、加熱調理すると構造が変化して消化されるようになるが、冷めると再び消化されにくい繊維質に変化する。ご飯もポテトも冷めた状態で食べればダイエットに通じるという訳だ。明日からは、胸を張ってポテトサラダを食べることにする。
23日 7月 2023
東京慈恵会医科大学の調査で、日本人の98%はビタミンD不足であることが判明したとのこと。ビタミンD不足と言えば、反射的に「くる病」が思い浮かぶ。でも、今では背むしは殆ど見掛けない。ビタミンD不足による現在の代表的な症状は骨粗しょう症だ。ところが、最近の研究によると、ビタミンDは「骨の健康」だけではなく、免疫機能のバランスを調整し、過剰な免疫を抑える役割があるという。新型コロナや細菌などの感染症を防御する粘膜の免疫にも有効とのこと。ビタミンDの血中濃度が高い人はコロナの陽性率が低いというエビデンスもある。インフルエンザや花粉症にも効果有りとのこと。心筋梗塞、動脈硬化といった心血管疾患のリスクを下げることにも関係している。ビタミンDのサプリメントを毎日取り続けた人は、がんによる死亡率が12%も減少していたというデータも有る。ビタミンDは免疫の万能薬とも言えそうだ。ビタミンD不足を解消するには、日光を浴びることと食物摂取とサプリだ。せっせとサケやイワシなどの魚に多く含まれるビタミンD3と、干しシイタケやキクラゲなどに多く含まれるビタミンD2を摂ることだ。そして日光を充分浴びれば皮膚でビタミンDが生成される。でも、ビタミンDだけを摂れば良いという訳ではない。栄養素はそれぞれ相関関係があって、チームワークで働くものだ。ビタミンDを増やすよう常日頃心掛けることが大切だ。
22日 7月 2023
心臓病の分野で日本の最高権威とされる国立循環器病研究センターの経営トップの大津理事長が20年前から研究論文を不正に改ざんしていた疑惑が判明した。疑惑の論文には、大津理事長を中心に大阪大学循環器内科の関係者が多数携わっているようだ。これまで大津理事長は、他の研究不正には厳しい態度を見せてきたという。実験を捏造した医師には退職金の返還を求め「研究者として、決して許されるものではない」と述べていた。2021年には、大津理事長は国循の「研究の不正防止計画」を改定。全職員に「過去の研究において不正行為に関与していない」とする誓約書を提出させていた。大津理事長自身も提出していたという。その理事長が20年前から改ざんしていたというのだから開いた口が塞がらない。そう言えば、二松学舎大の中山学長の著書もコピペ問題が指摘されている。その著書が法学の入門書「法学―法の世界に学ぶ―」というのだから、まるで落語の落ちだ。どうやら二人とも、権力欲に取り憑かれているヘボ研究者のようだ。

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